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鈑金塗装修理業で独立開業するには

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鈑金塗装修理業で独立開業するには

へこんだ鋼板を裏側からハンマーで叩き出し、あるいは表側から吸盤で引っぱり出し、 飛び出た鋼板はグラインダーで削り、ボディと同じ色を調合して吹き付け塗装していく……。
鈑金塗装は、自動車関連の技術・技能職のなかでも、特に職人的な要素の強い仕事。
それだけに、必要な技術と経験を身につければ、独立開業できるチャンスの高い職種と言えます。
事実、「いつかは自分のガレージを持ちたい」という夢を抱いて、この世界に飛び込んでくる若者も多いです。
ここでは、鈑金塗装業者として独立開業するためのヒントをご紹介します。

鈑金塗装修理業という仕事

まずは「鈑金塗装」という仕事のおさらいから。
自動車修理における鈑金塗装の仕事は、「鈑金」と「塗装」の二本立て。
まず「鈑金」の工程で、事故で損傷した車体の「形」を元通りに修復します。

そのため、へこんだ部分を叩き出したり、引っぱり出したり、パテで埋めたり。
逆に変形して盛り上がった部分を削り取ることもあれば、ちぎれた部分を溶接することも。
そうやって変形した車体を元の形に修復してから、今度は傷ついたり剥がれたりした車体の「色」を「塗装」で元通りに修復します。
その際に必要な作業が塗料の「調合」。
修理の対象となる車両は、必ずしも新車ではありません。 新車当時の車体はメーカーの色見本どおりの色だったとしても、その後の日焼けなどで、実際の色は色見本とは微妙に異なります。
まさにその車体固有の色を正確に調合するには、「職人技」ともいうべきテクニックとセンスが求められます。
そしてもちろん、エアガンで塗料を薄く均一に塗布する技術も不可欠です。
このように、鈑金塗装修理業はきわめて専門性の高い仕事。鈑金塗装を業として行う人は「鈑金塗装工」と呼ばれます。

鈑金塗装工になるには

鈑金塗装工になるために、特別な資格が必要です。 鈑金塗装の技術が学べる専門学校もありますが、学校で習得する技術と現実の作業内容がマッチしないケースもときに見られます。
むしろ未経験者として鈑金塗装工場に就職し、先輩に仕事を教わりながら働く人のほうが多いようです。
鈑金塗装工として一通りの仕事がこなせるようになるまで、およそ3年。一人前の鈑金塗装工になるまで、10年かかると言われています。
この仕事に向いているのは、とにかく車が好きな人。
仕事では、ありとあらゆる車種を扱うので「この車はどんな構造になっているんだろう?」「この塗料にはどんな成分が含まれているのだろう?」など、 車に対する旺盛な探究心がなければ務まりません。
また、時間をかけて身につけるべき技術も多いため、技術へのこだわりと忍耐強さも求められるでしょう。

鈑金塗装業で独立開業するために

見習いからスタートして10年後、鈑金塗装工として一人前に仕事ができるようになれば、そろそろ独立開業も視野に入ってきます。
まず、工場用地の取得費、工場の建設費、溶接機や油圧式タワーなど機材の購入費、さらには当座の営業活動費などなど、 まとまった資金が必要になるのは当然のこと。銀行などの金融機関と連携しながら、しっかりとした資金計画を立てなければなりません。
信頼できる人脈を築きつつ、経営者としてのマネジメント能力も磨かなければならないでしょう。
こうした起業の準備に加えて、意外に役立つのが自動車整備士の資格。
二級以上の資格を取っておくと、独立したときに受注できる仕事の幅が広がり、経営はより安定すると言われています。
自分のガレージを持ち、大好きな車いじりを仕事にする。鈑金塗装業での独立開業には、確かに男のロマンがあります。

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